セックスはエッチなだけじゃない!

性の情報が氾濫する現代において、セックスの淫猥(いんわい)な面だけが強調されています。子どもたちは、テレビや映画、雑誌やインターネットを通じて、ワイセツな画像や映像に日々接し続けています。人は、あるものについての情報ばかりを受け取ると、「それだけが真実」と思い込むものです。「戦争は正しい」と教え続ければ人々がそう信じてしまうということは、紛争地帯の歴史が証明しています。

「セックスはいやらしく、気持ちの良いもの」「気楽に誰とでもしていいもの」というような情報ばかりが大量に宣伝される現代においては、子どもたちが性を快楽の道具としかとらえられなくなるのは、必然とも言えるでしょう。性はいやらしい面だけではないこと、美しく幸せなものであることを、学校の教師が教えてくれるなどと決してアテにしてはいけません。いじめや暴力の問題で手いっぱいの先生たちには、「愛」を教えるヒマなどないのですから。だからこそ、親は声を大にして愛を語らなければなりません。

【小学生ですらセックスしたがる時代】

最近は幼稚園生が「愛の告白」をします。母親たちはそんな子どもたちをはやしたて、幼稚な恋愛を大げさにほめまくります。そうした環境で育った子たちが小学生になると、単に「好き」なだけではおさまらなくなっていきます。肉体的な接触を求め、セックスをしたがるようになるのです。小学生で初体験を迎える子どもは多くはありませんが、実際にいます。母親から「恋愛」をほめられて育ってきているので、好きになればセックスしていいものと思い込んでいますし、ネットなどの影響で「すごく気持ちのいいもの」と知っているからです。

中学生になれば、「セックスは当たり前」という感覚を持つ子も少なくありません。ネットで仕入れた中途半端な情報しか持たない子どもたちが興味本位で性的関係を築き、妊娠してしまったり、性感染症にかかったりするケースもあります。セックスを「快楽の道具」としかとらえておらず、どこでも誰とでもしてしまう子もいます。そうした時代なのですから、親が子に対して、「セックスは快楽だけが目的ではない」「男と女が心を触れ合わせる、コミュニケーションである」ということを教えなければならないでしょう。

【バイアグラが必要なのは、コミュニケーションが大切だから】

バイアグラなどのED薬については、「媚薬」であるかのごとく取り上げられたり、ワイセツな薬として騒がれたりしていますが、そうでないことを教えることも大切でしょう。加齢などによって勃起障害を持った男性が、パートナーと良好な関係を維持するために必要なものであること、セックスが男女の心のつながりを強めるために大きな役割を果たしているからこそバイアグラが重要なのだということを。

子どもたちは、ネットなどから得られる「性教育」によって、セックスをみだらで気持ちの良いものとしか理解できなくなりつつあります。幸せなもの、男女のコミュニケーションにとって不可欠なものであることを、親が教えなければならないでしょう。

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