女性産婦人科医たちの主張とは?

産婦人科医の多くは、新しい命を生み出すお手伝いができる喜びを感じたくてその道を選ぶのですが、実際の医療現場では、悩みが多いと言われます。10代の少女たちの妊娠・中絶がとても大きな問題だからです。中絶によって抹殺される命、望まない出産、性感染症による不妊や命の危険などさまざまなリスクを、「自由なセックス」がもたらしていることに危機感を抱く人が少なくありません。教育現場では「TRY & ERROR」という方針を大切にしていますが、「傷ついてからでは遅すぎる」「取り返しはつかない」ことがあるのも確かです。

【女性の身体を大切にせよ、が基本姿勢】

性的行為を行うのは、原則として個人が自由意思で決定すべきではありますが、行為の結果を想像すること無しに安易にセックスに及ぶ風潮に対しては、女性産婦人科医たちの多くが異論を唱えています。「女は自分の体を大切にすべき」であると同時に、「男性も女性の体を大事にすべき、女性の体に責任を持つべき」とし、相手に対して責任を持てない男子はセックスすべきでない、としています。あまりにも多くの若い女性が、妊娠中絶によって自らの体を傷つけている現実を目の当たりにしているからです。

セックスには「快楽」だけでなく、コミュニケーションとしての役割があり、それは互いの精神的な成熟とともに年月を経て熟成されるものであり、素晴らしい性を体感するには「自由」であるだけでは不足している。愛する人とふたりで育むもので、それは家庭をつくっていくうちに得られるものだと理解させるべきというのが、基本的な主張です。

【男と女の体の違いをはっきりと教えるべき】

男性と女性の体が同じ機能であれば「平等」とか「自由」が成り立つのですが、セックスと妊娠においては、明らかに女性がハンディキャップを負っています。性教育現場では「お互いの人格を尊重して」と「お互い」を強く主張し、セックスは結果も含めて「お互い様」であるかのごとく教えていますが、決して平等ではあり得ません。妊娠して出産するのも、中絶するのも、その結果として不妊になるリスクも女性が負担します。男女ともに「女性の身体を大切にする」という姿勢が必要なのです。

無知により女性が傷つくことを回避するためには、避妊の問題を含めた正しい知識指導が最重要で、愛があるだけでは足りません。生殖を目的としない「快楽のセックス」は存在しますが、100%確実な避妊はあり得ないため、快楽目的であっても「生殖」を切り離すことはできないのです。

10代の女性たちの中絶や望まない出産に立ち会う女性産婦人科医たちの多くは、「自由なセックス」に否定的です。若い女性たちが無知のために「被害者」になってしまいます。「セックスは平等ではありえない」と、医療現場の人々は感じています。

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