クリトリスのはなし

クリトリスは、小さな核だけではなく「人」文字の形をした器官です。全体が性器として機能して快感を生み出していることを知れば、性行為に対する考え方も変わるのではないでしょうか?

【クリトリスの形】

よく言われることですが、クリトリスは生化学的には男性のペニスと同じもので、海綿体主体の構造をしています。男性のペニスは二対の海綿体が両側から支える構造になっていて、根元の部分は左右に分かれ、勃起時に支える役割を果たしています。陰茎そのものと体内にある海綿体とを取り出してみれば、「人」の形をしています。クリトリスも同じです。

通常「クリトリス」と思われている部分は「陰核亀頭」と呼ばれ、クリトリスの一部分です。男性器で言えば「亀頭」部分だけです。その下には、陰核足という海綿体組織が続き、「人」の形をしています。全体では10センチほどの大きさですが、陰核足は体内にあるため見えません。

「陰核亀頭」には高密度で神経が集中しているため、ほとんどの人にとって性感帯となります。色はさまざまで、薄いピンクから暗い褐色まで個人差があります。性的な興奮により色も変わります。サイズも個人差が大きく、5ミリから7ミリ程度が平均です。亀頭部分から、陰核足の上部、つまり男性のペニスに相当する部分の長さは、3cm~5cmあります。

陰核亀頭は皮をかぶっていることが多いです。男性の包茎と同じですが、多くの女性のクリトリスが「仮性包茎」です。性交時には露出させると快感が強まりますが、まれに「真性包茎」のことがあり、性交時に痛みの原因となることがあります。

【クリトリスの機能】

生物学的にはペニスと同じでも、排尿機能はなく、性的な興奮を高める働きのみです。ペニス同様、性的興奮により陰核体全体が勃起し固くなります。内部の海綿体部分も充血勃起し、小陰唇も充血します。性交時にはペニスの動きに海綿体組織も含めた皮膚が連動し、全体に刺激を与えていると考えられています。

男性ホルモンの投与で大きくなるため、筋肉増強剤を使用した女性のクリトリスは肥大します。性同一障害の女性に男性ホルモンを投与することで、クリトリスを性交可能なほどの大きさにできたという例もあります。

クリトリスがペニスと同じものとは知っていても、10センチもある大きなものだとは知らない人が多いのではないでしょうか?人体の神秘を感じさせる器官です。

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