クロスドレッサーって何?

「異性装」というのはわかりにくいものです。男性が男性らしい格好をしないで、女性の服装をする「女装」。女性が男性の服装をする「男装」。二つを合わせて「異性装」」と言いますが、必ずしも同性愛者ではありません。

【伝統的な服装規範に違和感を抱く人種、クロスドレッサー】

元々専門的用語として、トランスヴァチズムという言葉があります。服装に関する文化的伝統的規範に違和感を覚え、自由に生きたい、着たい、という人たちのことです。この言葉の持つイメージがネガティブであることから、トランスヴァスタイトの人たちは、自らを「クロスドレッサー」と呼ぶようになりました。

「男装が似合う」などと周りから言われてその気になってしている「単純型」、ウケ狙いでしている「誘惑型」など、単なるファッションとして行う人もいます。

これとよく似たフェティシズムは性的倒錯の一種で、「フェチ」とも呼ばれます。女性に男性の服装をさせて性的に興奮する、あるいは男性に女装させて喜ぶというものです。中には、男装の女性を愛する女性、女装の男性を愛する男性、という異性装者を愛する同性愛者もいます。また、異性装をすること自体に性的興奮を覚える人がいます。多くの場合は男性で、女性用の下着を身に着けることで快感を得たりします。

【宗教上の問題】

旧約聖書の「申命記」というものがあります。モーゼの3つの説話をまとめたものとされていますが、その中に、「女は男物の服を着てはいけない、男は女の服をきてはならない」とあるため、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教においては、戒律違反とみなされます。キリスト教の教会では教義がゆるく解釈される傾向にありますが、イスラム教国家においては、犯罪となる場合もあります。

【ユニセックス】

文化的に一般化された服装を社会に要求されること自体に違和感を覚え、性差のない服装を好む人もいます。必要以上に性別を主張しないことを、一種の信条として行う人たちです。性的な倒錯はなく、ユニセックスと呼ばれて区別されています。

元々服装には男女の境界があいまいなものもあります。スコットランドの「スコート」は巻きスカートですが、男性しかはきません。アジアには元々スカートはなく、女性が「モンペ」などのズボンをはく文化が伝統的にあります。

クロスドレッサーは、必ずしも同性愛者ではなく、文化的信念やファションとしてもおこなわれています。

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