皮膚感覚を教えることも大切です

性行為においてとても大切な要素が、皮膚感覚。肌と肌がふれあうことで気持ちよさが2倍にも3倍にも膨らんでいきます。子どもは皮膚でのふれあいが気持ちのいいものだとは理解していません。母親にギュッと抱きしめられたときの感覚は知ってはいても、肌のふれあいにより気持ちよさが生じているとは考えていないのです。そのため、肌は目や耳と同じような感覚器官であることを教えてあげる必要があります。

【われわれの体を包んでいるのは肌】

まずは、わたしたちの体を包んでいるのが肌であることを改めて認識させましょう。肌がなければ、血管や肉が露出してしまいます。体の中が乾燥してしまい、栄養を隅々まで送れなくなるでしょう。血液が噴出してしまうかもしれません。そうしたことのないように、肌が体をつつんで守っていることを理解させます。肌を切り裂いて広げると、畳一枚ほどの大きさになります。わたしたちの身体は、薄く大きな皮膚一枚で外界と自分を隔てているのです。そして、皮膚が外界からどのような刺激を得ているのか具体的に気づかせるようにしてみます。

今日は暑いのか、寒いのか、それはどこでわかるのかを考えさせてみましょう。冷たい水や温かいお湯に触れて、温度を感じられるのも肌のおかげだということを理解させてください。肌には温度を感じる力があります。

目を閉じて何かに触れさせてください。手で触れるだけで、それがまるいのか、四角いのかがわかります。トゲトゲしている、デコボコしている、ヌメヌメしている、濡れている、乾燥しているということもわかります。針を触れば、痛みを感じることでしょう。

誰かに腕を押されれば、圧迫感も感じられます。触り方によっては、痛いと感じられることもありますし、気持ちいいと感じられることもあるでしょう。皮膚の上をなでられれば、くすぐったいとか、気持ち悪いということもあるでしょう。皮膚には、痛い、くすぐったい、気持ち悪い、気持ちいい、熱い冷たいなどなどさまざまな感覚を知る力があることに気づいてもらいましょう。

【汗をかき、栄養を貯めるのも皮膚】

肌から汗が出ることも子どもたちに認識させましょう。汗がどこから出ているのか知らない子もいます。暑くなった時には肌から水分を発して温度調節をしていることも教えます。肌には小さな穴があいていて、そこから汗が出てくること、寒くなるとそこが閉じて「トリハダ」になることがあることも教えましょう。

皮膚の下には皮下脂肪というものがあって、栄養素を貯めていることにも気づかせます。しばらく食べ物がないときでも、皮膚の下に貯めた脂肪がエネルギーとなって体を動かすことができるということを教えます。肌が、特別な能力を持った感覚器官であることを知ることで、セックスの快感を理解しやすくなるものです。好きな人の手を握った時に特別な感情がわき起こるのは、肌の力があるからだと知らせることが、性交の快感のイメージにもつながります。

子どもに性交を教えることはとても難しいことですが、肌の感覚を認識させることで、イメージをもたせやすくすることができます。

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