射精し続けたら精子はなくなるのか?

射精に至る過程は2段階に分かれ、エミッションとイジャクレーションと呼ばれています。

【第一段階、エミッション】

まず、「尿道球腺液」が分泌されます。俗に「先走り液」とも言われるものですが、発見者の名をとり「カウパー氏腺液」「カウパー腺液」などとも呼ばれます。これには、酸性を帯びている尿道を、中和、弱アルカリ化する作用があります。精子の通り道である尿道は普通は酸性ですが、精子は酸性に弱くそのままだと通過時に死んでしまうからです。

睾丸はペニスの根元にせり上がり陰嚢は引き締まって小さくなります。陸上選手がスタート時に力を集中するため、体を縮めるのと似ています。自分で見ることは難しいですが、射精直前には睾丸は外からは見えないほどになっています。

精子は睾丸で作られ、その上部に帽子のように覆いかぶさっている「精巣上体」に貯えられています。興奮が高まると、ここからさらに「精管膨大部」という小さな睾丸のようなところに移動し射精準備に入ります。ロケットが格納庫から発射台に移されるようなものです。

【第二段階、イジャクレーション】

尿道括約筋が弛緩して、精液の内圧によりペニスの先端から一気に精液が放出されます。わずかに遅れて精嚢液が放出され、肛門括約筋も収縮します。つまり、射精の瞬間には肛門が引き締まります。射精は1秒間隔で数回の律動を繰り返し、数回目には勢いもなくなります。

【精子はなくなるのか?】

一度射精すると、通常は1時間~2時間程度の間隔をあけないと射精できません。射精液の量は個人差がありますが、平均3.5ミリリットル、スプーン一杯ほどの量です。射精後精嚢に精液が充満されるまでには2~3日要するため、射精間隔がそれより短いと、量は少なくなります。逆に、長く射精しないでいると量は多くなり、10ミリリットルを超えることもあります。使われずに4日程度以上経過した精液はタンパク質として体内に吸収されます。

「精巣上体」に蓄積される精子の数は10億個程度ですが、そのうち、1回の射精で放出される精子の数は1憶から4億。1時間程度の時間をあけた2回目の射精は半分程度、3回目はさらに半分に減ります。仮に1回目の射精で4億個放出しても、2回目は2億、3回目は1億、4回目は5千万と徐々に半分に減るとすれば、10回射精してもまだ2億個残ります。計算上は何度射精してもなくなることはありません。

一日に何度射精しても精子はカラにならないと聞いて元気の出る人もいれば、そうでない人もいるでしょう。しかし、射精どころか勃起ができないという人は、バイアグラなどの力を借りるべきです。最近はプライバシーにも配慮してくれる専門クリニックがあるそうです。気軽に相談しましょう。

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