学校の性教育で教えるのは命は大事ということだけ

性教育は保健の授業で取り扱うだけではありません。理科の授業でも生物の誕生過程を教える中で、人間の生殖についても教えています。ところが、男と女から子どもができると言いつつ、性交については、教科書にはいっさい描かれていません。「子どもができるのには、男と女が関係しているし、月経や射精とも関係あるけれど、赤ん坊は母親の胎内で育って生まれる」となっているわけです。

月経と射精に性器が関係していることも教えていませんので、何がどうなって子どもが生まれてくるのか、具体的なところは、少なくとも教科書上ではミステリーになっています。

【理科の教科書で教えていること】

理科の教科書では、一般的に、男の精子と女の卵子が受精して新しい命ができる、と書いてあります。教科書によっては、精子と卵子が女性の体の中で結びつくと人の命が誕生する、としているところもあります。いずれにしても、どのようにして男性の体で作られた精子が、女性の体にある卵子と結びつくのかは書いてありません。

女の子であれば、うすうす卵子は自分のお腹の中で作られて、そのことと月経との間に関係があることを察しますが、男の子の場合には、卵子がどこにあるのかわかりません。小学生の場合、射精をまだ経験していない男の子が大半のため、精子がどこから出てくるのかも知りません。

自分のペニスを女性のバギナに挿入して射精する、などということは想像できないのです。誰かが教えなければ、インターネットでエッチなビデオを観て教えてもらうしかありません。そうすると、最初から、セックスはいやらしいものだと決めつけて理解することになってしまいます。

【とにかく命は大切、としか教えない】

学校の教科書には、母親の子宮内で子どもが育つ様子だけを記述しています。胎児にはへその緒がついていて、母親の子宮内で胎盤とつながっている。子宮の中には羊水で満たされていてその中に胎児は浮かんでいる。へその緒を通じて、母親と栄養や廃棄物の交換をしているので、胎児はすくすくと育つ。というような内容です。

母性を尊重することはとてもよいことですが、母親の役割だけしか記載されておらず、読みようによっては、子どもは母親だけから創られ育てられると受け取られても仕方のないような書き方です。

生命の尊重、生命の連続性などが協調されていますが、一連のメカニズムが書かれていないし、なぜ、父親がいるのかも書かれていません。ペニスと子どもを結び付ける記述はいっさい教科書には載せられていないのです。それなのに、男の子が、父親の役割を理解することは難しいでしょう。女の子も、自分が子どもを産むという自覚はできても、どのように男性を受け入れるのかは理解できません。

教科書任せにしていると、とても歪んだ性教育を受けることになってしまいます。男と女の性交によって子どもができるということは、家庭で教えるしかないのです。そうでなければ、エロ本かインターネットのエロサイトで子どもは学ぶことになってしまいます。

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