日本と世界の性教育

日本の性教育は他の国々と比較してみると、遅れているのが現状です。そのため、こどもの性知識は十分ではありません。では、日本以外での国ではどのように教えているのでしょうか。ここでは、日本と世界の性教育をまとめてみました。

【日本の場合~最低限の知識しか得られない~】

日本の以前の性教育は、初潮についての指導を女子だけを集め行っていましたが、現在は初潮や精通の指導を男女一緒にする学校が増えてきました。一方、男女一緒に行うものとは別に女子のみを対象とした指導の時間を設ける小学校もあるそうです。また、中学校での性教育に費やす時間は年間の平均たった3時間ほど。3年間を合計しても10時間にも満たしません。体の変化と妊娠、生命の誕生や性感染症など最低限の知識を学ぶだけで終わる場合が多いです。また、小中学校では性行や避妊そのものを扱わない学習指導要領制約もあります。
日本は学校でも十分な性教育ができていませんが、家庭でも行えていないというのが現状です。

【アメリカの場合~さまざまな教育法で正しく教える~】

では、世界の国々の性教育はどのように教えているのでしょうか。では、各国の性教育事情について紹介していきます。アメリカでは大きく3つのパターンに分けられます。一つ目は総合的性教育、性を多角的に捉え責任ある人としてどう行動するかを教え、避妊や妊娠中絶、同性愛は否定しません。二つ目は禁欲教育、結婚まで性行はせず禁欲生活を送ることが重要かを説きます。3つ目上記の二つの教育をプラスしたものは、どちらか一方に比重が置かれる場合があるそうです。ある週によれば、43分の授業を年に45回組み、外部から講師を招くケースも。ゲーム的な作業や映画を見るなど、多くの方法が用いられます。さらに、性暴力や性的虐待を受けた場合警察に事情聴取や法廷で証言できるよう、幼稚園から高校までの間は性に対する正しい用語を年齢に合わせ学習します。

【オランダの場合~幼いころから性に触れる~】

オランダは性に対する情報が、テレビやインターネットで簡単に得ることが可能です。そんな環境なので、思春期になってからでは遅いため小学1年の5歳から性教育を学べる学校があります。そのため、思春期を迎える年の前から、性は食事や睡眠と同様日常生活の一部であり、自然で当たり前のことだと教えられるのです。小学校によっては高学年でバナナを使い実際に避妊具を被せる実習を行うことも。オランダの大半の親は10代での性行を容認しており、自然に家族団らんの場で性の話が出ることもあります。

【タイの場合~人権の視点にも立つ~】

タイは性産業が盛んで1990年代にHIV感染者が爆発的に増え、2006年以降保健体育の一部として性教育を行っています。性の発達や対人関係、性行動など6つの柱からなり生物的観点のみでなく、人権の視点にも立つ内容で構成されるそうです。ですが、教える教師たちに保守的な考えが根強いこと、若者の性の現状と性教育の内容にギャップがありなかなか関心を持ってくれないという現状があります。

いかがでしたか?日本と世界各国の性教育を比較してみると、時間と内容も十分とは言えません。日本は世界を基準にすると、性教育は遅れている傾向にあります。先進国の例をみても、性に関する知識を教えるのに早すぎるということはないです。外部で間違ったことを得てしまうよりも、親御さんが正しい性知識をきちんと教えてあげるようにしてください。

Copyright(c) 2013 jazzukha.com All Rights Reserved.