スウェーデンにおけるセックス革命とは?

セックスについて最も開放的な国と言われているのがスウェーデン。男も女も自由奔放に性生活を楽しんでいると言われます。初体験の平均年令も世界で最も若いとされ、16才前後で多くの子どもたちが経験します。つまり、中学で初体験を済ませる子どもが大勢いるということです。

今ではセックスの「先進国」となったこの国も、ほんの50年ほど前までは保守的なお堅い国でした。もともと、ヨーロッパではキリスト教的倫理観が根づいていますので、結婚するまで初体験は「おあずけ」という考え方がありました。1970年代のスウェーデンでは、こうした古くさい倫理観に対して革命が起こります。男だけでなく、女もたくさんセックスしようよ、という考え方が急速に広まったのです。抑圧された心理は、解き放たれると一気に広がりを見せるもの。スウェーデンにおけるセックス革命は、性欲の爆発により起きたものです。

【スウェーデンで起こった性の解放とは?】

60年代後半以降の世界的な女性解放運動の流れの中で、「どうして、セックスを楽しむのは男の特権のように言われるのだろう?」という素朴な疑問が誕生しました。男がセックスについて語ることは普通なのに、女が語るのはタブーだというのは「不平等だ」といわれ始めます。男がオナニーするのは「常識」「当然」なのに、女がオナニーすると「淫乱」と言われるのは「おかしい」と叫ばれました。

「女だって、したい!と言ってもいいじゃないか」「女が男を口説いてもいいじゃないか」「女がセックスを楽しむことのどこが悪いんだ」「女だって毎日オナニーしたい!」と声高に叫ばれるようになり、それと共に、女性たちが次々とペニスに群がるようになりました。「女性にもセックスを楽しむ権利を!」「女性にも毎日、オーガズムを!」となったのです。

口先だけで「解放」を叫ぶのではなく、ヴァギナも解放して色んなモノを味わおうという風潮が広がります。「フリーセックス」という言葉が流行り、多くの男性と経験する女性が羨ましがられるようになりました。ペニスをくわえればくわえるほど、女性の価値が高まるという流れの中で、みんながセックスを楽しみ始めたのです。

【ピルが女性を自由にした!?】

フリーセックスが流行したとは言え、女性にはハンディがありました。多くの男性と交われば、それだけ妊娠のリスクが高まります。一人の男と交わるだけであれば父親ははっきりしていますが、色んなセックスを楽しめば、父親が分からなくなってしまいます。結果として、不幸になるのは女だ、ということになるのです。

そうしたリスクの救世主となったのが「ピル」(経口避妊薬)の登場です。ピルを飲めば、コンドームがなくても妊娠を心配せずに済みます。酒場で出会った男性とトイレでしてしまっても大丈夫、となりました。

大人たちがセックスを楽しめば、当然、子どもたちにもそれは伝播していきます。大人が自由奔放に色んな相手としているのに、子どもたちには「しちゃダメ」とは言えません。こうして、若いうちから、セックスを満喫する文化が作られていったのです。

スウェーデンの性に対する先進的な考え方は、女性解放とピルの普及によって生まれたと言えるでしょう。良し悪しはともかく、国民がセックスを自由に楽しんでいることは間違いないようです。

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